こんばんは。
今日はものが多いせいで100点のご自愛ができなかったという話です。
最後まで読むと幸せになれるのでみんな読んでね。
我が家はものが多い。
わたしと夫の二人暮らしのくせに、生家のアパートで家族四人で住んでいた時くらいものがある。
元々わたしも夫も考えなしに買ってなかなか捨てないタチだからほかっておいたらどんどんものが増殖するのは当然だ。
夫との引っ越しはこれでニ回目だ。
前回の引っ越しでは賃貸でありながら終の住処かなと思う家を選んだおかげで捨てないに拍車がかかった。
その家をこのたび引っ越すことになった。
理由は夫の失業である。
この辺りの話はじわじわ恨言を何度も書いていくので今回は割愛するわね。
新しい家は巨大な団地の一室で、広さはやや狭くなったもののまあぼちぼち物を捨てれば収まるだろうというくらいのしぼみ具合。
引っ越し屋は頼まず物を捨てながらひと月くらいかけてだらだら生活を作っていこうかなんて計画していたが、出張も重なったおかげで時間がないし、エアコンの取り外しを含めたら引っ越し屋を頼んでも頼まなくてもそんなに変わらないという見積もりが出たので考えた末、お願いすることにした。
その引っ越しが今日だった。
前日までほとんど用意はしなかった。
そして前日も遅い昼ごはんをしゃぶしゃぶ屋で過ごし、ワッフルまで焼いて楽しんだわたしは家に帰ってから胃に血液を送るために寝た。
だが起きれば現実が待っている。
深夜に近い時間から段ボール詰めを開始した。
そんなスタートにもかかわらず、これでもかと物を詰め込んだ段ボールは六畳の部屋に所狭しと広がり積み上がった。
またこんなに物を溜め込んでしまったかと自責の念に駆られたが時すでに遅し。
今週のゴミの収集は昨日終わってしまっている。
分別もなくとりあえず段ボールに詰め込み、ようやく最後の一箱というところで引っ越し屋さんの到着である。
引っ越しなんていうのは引っ越し屋さんに頼めば女子供はいるだけ無駄という持論のあるわたしは車に避難した。
日が当たる車内は暖かく、母が差し入れだよと持ってきてくれた近くのケーキ屋さんの断面がもりもりでカラフルなサンドイッチは絶対新居の近くの河原で食べたいと考えていた。
あの河原、まだ一度だって立ち入れてないのである、
ほんじつのご自愛は河原でサンドイッチだ。
日本で一番美味しい淹れ方ができる午後の紅茶の赤いやつを飲みながら、カラフルなサンドイッチを食べるのだ。
そんな期待を打ち砕いてくれたのはわたしたちの物量だった。
トラックギリギリの物量の荷物を引っ越し屋さんはパズルのように詰め替えている。
引っ越し屋さんは「大丈夫です」「こんなもんです」とおっしゃるが、明らかに困っている。
完全なるデジャヴ。
昔一人で引っ越した時も荷物を出して詰め替えていたのを見たことがある。
わたしは河原を諦めて車内でサンドイッチを食べることにした。
ずらり
わたしはB.L.T.とサーモンとクリームチーズを食べた。
B.L.T.
正月に食べるだし巻き卵くらい甘い。
「B.L.T.のTって卵じゃなくてトマトだよね〜」
と夫に言ったら
「卵はeggだからね」
と普通のことを返された。
サーモンとクリームチーズ
紫玉ねぎのマリネが美味しかった。
マリネを食べながら、料理なんてほんと、得意な人に任せてわたしは世の中のありとあらゆる惣菜を食して生きていきたいなと再認した。
あゝ、豊かになりたい。
ということで、我が家は引っ越しました。
明日からは段ボール箱との格闘です。
おやすみなさい。また明日。